うさぎ ご無沙汰しています。
まだまだあった・・・というか、有ってしまった・・・プレミアム商品券です。
女性 何があったのですか?

うさぎ 「どうも購入者から入っていないっていうクレームが・・・。」
女性 「いままでは・・・入っている証拠を提出すれば、無実は証明できる・・・・ですよね。」

うさぎ 「実は・・・・」
むむっ 「そこからは業務担当のワタクシが説明しましょう・・・」 「実は検査はしているのですが、データが信用できないのです。問題の自治体様のプレミアム商品券は今までのギフトカード型のホログラム入り、1枚ごとの固有バーコードを読み取って指定枚数、指定回数バーコード読み取り、指定厚み検査というセキュリティで作業ができない仕様でした。コチラの自治体様では24枚のコーヒーチケット型の冊子を1冊ずつ封入するという仕様でした。」

ねずみ 「ここからはワタクシが・・・。」
うさぎ 「今日はいっぱい出場者がいますね。」

ねずみ 「はい。営業担当です。コチラの仕様では24枚が1冊の冊子を封入する仕様ですが、24枚だと厚み検査の誤差が1枚を検知できないのです。1枚ずつの厚みが厚かったり薄かったりするのですが、厚い券の23枚と薄い券の25枚と正しい24枚を区別できません。」

ニヒル 「そこからは業務担当ワタクシが・・・、仕様を聞いた時には検査で冊子の不良を発見できないので仕様を変えて欲しいと営業からお願いしてもらいましたが・・・・。」

ねずみ 「どうしても24枚冊子で行くと・・・。なってしまいました。」

うさぎ 「そもそも・・・ですが、24枚製本って絶対24枚でミスなしの製本品質ってできないらしいです。」

ニヒル 「そうなんです。最高セキュリティのホログラム入り商品券12枚でも厚いと薄いで12枚入れると合ってても厚みエラーが出るんです。24枚で冊子の品質に信頼ができないのに厚みしか検査できない作業は避けるべきです・・・・って言ったんですが・・・・。」

ねずみ 「で・・リスクと作業方法と検査方法を説明して「1枚入っていない」 って言われても検査した厚みデータは正常の場合は当社の責任ではない・・・と納得していただきました。」

女性 「で・・・入っていないっていう人がいたと・・・・」

ニヒル 「作業側としては該当データを調べても当然ですがエラーはないんですよね。というか、出荷前にエラーはログチェックしてます。1/24は検知できません。同様に重量検査も無理です。厚みが変われば重量も変わります。厚みしきい値は24枚合っててもエラーが出るくらい厳しい設定ですが、これだとさすがにガンガン止まりました。用紙の厚みはもう少し揃わないのかと思いました。無理は承知ですが・・。この人の該当データは困ったことにバッチリど真ん中なんですよね・・・。作業側では何ともなりません。申し訳ないです。」

ねずみ 「ところがですね・・・。入っていない申告は1枚ではなく1冊なんですよ。」
ニヒル 「え~・・それはあり得んわ!!1枚が争点なら調べられないから申し訳ございませんだけど、何も入っていないって言うなら証拠出しますよ。」

ねずみ 「いえっ・・・、もう解決したようです。1冊渡したらしいです。」

ニヒル 「ゴネ得ってこと?」
ねずみ 「はい・・・。残念ながら・・・。当社にもお咎めはなしです。」

うさぎ 「なんだろ・・・全然スッキリしない結末・・・。やっぱりこの制度問題山積・・・。悪意を防ぐやり方・・・もうちょっと考えましょうよ・・・。」


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